「やさしい日本語」の「やさしい」には、誰にでも分かりやすい「易しい」と、相手に配慮して話す「優しい」の二つの意味が込められています。やさしい日本語は、1990年代後半から災害時の情報伝達の手段として用いられるようになり、2000年代以降は平時の情報伝達にも用いられています。
山脇ゼミでは、2018年度から、主に多文化共生を推進するための住民交流の手段として、やさしい日本語を活用したイベントを実施したり、やさしい日本語を用いた動画を作成しています。また、自治体職員を対象としたやさしい日本語ワークショップも実施しています。新たに、2022年度からは学校教員、2023年度には企業を対象にワークショップを実施しました。
やさしい日本語クイズに挑戦してみよう！
「やさしい日本語」に変えてみよう！
→土足禁止
→くつをぬいでください。
漢語は難しいので、和語に言い換えてみました！
一番大事なのは、相手に合わせた表現を使うこと、ですね！
活動報告
・女性ファッション誌「MORE」のやさしい日本語への書き換え
女性ファッション誌MORE（集英社）のWebマガジンの一部をやさしい日本語に書き換えています。
私たちが書き換えを担当した記事が５万PV（ページビュー）を超え、やさしい日本語版記事の中でPV数1位となりました。
・横浜市内の小中学校教員向けやさしい日本語ワークショップ
横浜市立南吉田小学校を訪問し、学校の外国人児童に対する日本語支援の様子を見学させて頂いた後、小中学校教員を対象としたやさしい日本語ワークショップを行いました。
・静岡県主催多文化共生わかものフォーラム
静岡県で開催された多文化共生わかものフォーラムinしずおか～「やさしい日本語」ができること～に参加しました。第１部では、4年生3名が登壇し、やさしい日本語に関する活動報告や、やさしい日本語ラップ「やさしいせかい」の紹介を行いました。第２部では、大学生と高校生が10グループに分かれ、やさしい日本語についての意見交換をしました。
・中野区役所職員向けやさしい日本語WS
7月には中野区職員を対象とした多文化共生研修の一環として、やさしい日本語ワークショップを開催しました。当日は、山脇啓造教授による多文化共生に関する短い講義の後、「やさしい日本語（話し言葉編）」のワークショップを行い、職員の方にご参加いただきました。
・群馬県社会教育関係者やさしい日本語WS
群馬県生涯学習センターが実施するオンライン・セミナーにおける、社会教育関係者を対象にしたやさしい日本語ワークショップ
群馬県の公民館や教育委員会などで社会教育に携わる方々を対象とした、やさしい日本語ワークショップを実施しました。実際に使われているチラシや、生活を送る上で外国人との会話を想定した問題を作成しました。
オンラインでの実施となりましたが、具体的なワークがより良い理解に繋がったとのお声をいただけました。
・中野区役所職員向けやさしい日本語ワークショップ
今年度は7月に「話す言葉」10月には「書き言葉」のやさしい日本語研修を中野区役所職員の方に向けて行いました。
・横浜市内の小中学校教員向けやさしい日本語ワークショップ
横浜市立南吉田小学校を訪問し、ワークショップの前には、昼休みの様子や外国人児童に対する日本語支援の様子を見学させていただきました。
・静岡遠征 小学生向けやさしい日本語ワークショップ
同年の新潟合宿に続き、首都圏外でワークショップを行いました。かるたややさしい日本語ラップを使い、楽しく学んでもらうことを意識して実施しました。
・企業向けやさしい日本語ワークショップ
株式会社ソミック石川の社員の方を対象に実施しました。初の企業向けワークショップでしたが、嬉しいご感想を沢山いただくことができました。
・やさしい日本語ラップ「やさしい せかい」
グッドデザイン・ニューホープ賞受賞
・メルカリコラボやさしい日本語ワーショップ 話し言葉編
・厚木市小中学校教員対象 やさしい日本語ワークショップ
やさしい日本語ワークショップ＠学部設立10周年記念イベント
・やさしい日本語ワークショップ＠株式会社マルイ「インクルージョンフェス」（2019年11月）
